多糖体(EPS)は40℃では産生されない!?明治R-1ヨーグルトを量産します!

ヨーグルトメーカー
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こんにちは、mohiです!

おそらくですが、R-1ヨーグルトをヨーグルトメーカーで量産する際の「設定温度」や「発酵時間」の情報をお探しのことと思います。

mohi
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私も初めの頃、すごく調べました!

さらに「ただヨーグルトを作るだけじゃなくて、成分や機能性も近づけたい」と思ってる方もいるのではないでしょうか。
まさにそういった方のためにこの記事を書いておりますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

あまり興味がないという方は、「作り方」だけでも読んでいってください!
レシピ系サイトではあまり見かけない手順があるので、多少なりとも参考になるかと思います。

ご注意

本ページの内容は、下記のページをお読みいただき、ご同意の上でご覧ください。

この発酵温度&発酵時間が正解!

おそらく一番知りたい情報である「発酵温度」と「発酵時間」を、まずご紹介します!
※詳しい作り方や解説は後ほど。

発酵温度

「35℃」がもっと多糖体が産生されると考えています。
※後ほど解説します。
特許に43℃と書かれているため、高めの設定温度を信じる方が多いんですが、後発の研究論文では37℃で培養されています。

発酵時間

ヨーグルトメーカーで「16時間」、その後は冷蔵庫で「8時間」
わりと酸味強めで出来上がるので、もう少し短くてもいいかもしれません。

mohi
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我が家で検証を重ねて、EPS(多糖体)が多そうな数値を紹介してます!

前提条件

※ヨーグルティアというヨーグルトメーカーを使用しています。

他の機種で作った場合、仕上がりが異なる可能性があります。

※800Wの電子レンジを使っています。他のワット数にする場合、時間も適宜調整してください。

用意するもの

  • 明治 プロビオヨーグルトR-1 ドリンクタイプ 112ml
  • 明治 おいしい牛乳 900ml
  • グラニュー糖 30g
  • ヨーグルティアS(+容器+専用スプーン)
  • 電子レンジ
  • マイクロメーター

作り方

これは私が実際にやっている作り方で、色々な手間を省いて、できるだけ簡単な手順になっています。

①手を洗う

石鹸で水洗いした後、アルコールで殺菌します。

②容器の殺菌

ヨーグルティアの容器を洗い、底が見えなくなるくらいに水を入れる。
内蓋と専用スプーンも洗って容器に入れる。
電子レンジで800Wで1分半くらい加熱殺菌する。

③砂糖の殺菌

加熱された水が冷めないうちにグラニュー糖30gを入れ殺菌する。粒が見えなくなるまでかき混ぜて溶かす。

④牛乳を入れる

「明治おいしい牛乳」を開封し、一本すべて入れる。

⑤培地を温める

④でできた培地を電子レンジで800Wで2分30秒くらい温める。
※菌が死ぬので、必ずR-1を入れる前に行う。

⑥種菌を入れる

「R-1ヨーグルト」を開封して⑤で温めた培地に入れ、空気が入らないように気をつけながら、少しだけかき混ぜる。

⑦発酵させる

ヨーグルティアで35℃&16時間発酵させる。
その後、冷蔵庫で8時間くらい発酵させる。

⑧完成

十分に冷えたら完成です。

作り方の解説

補足①手を洗う

雑菌の混入&増殖すると、本来増えて欲しい乳酸菌の増殖の妨げになるので、できるだけ殺菌して雑菌の侵入を防ぎます。
とはいえ一般家庭では限界があるので、手洗い・マスク・会話しない・手早く作業するなど、できる範囲で気をつけましょう。

補足②容器の殺菌

容器の殺菌に使用するのは水道水でもOKですが、より雑菌が少なそう&殺菌力も低そうなミネラルウォーターを使うと良いと思います。
※我が家では軟水のミネラルウォーターを使っています。

補足③砂糖の殺菌

砂糖にも雑菌が付着していると考えられるので、②で加熱された水で、砂糖も殺菌します。
牛乳を沸騰させて砂糖を殺菌する方法もありますが、沸騰させるのに使った鍋を洗うのが面倒なので、この方法が楽だと思います。

補足④牛乳を入れる

「R-1」の場合、特許に出てくる培地の成分が「おいしい牛乳」と一致しており、最適と考えられます。(同じ明治だし。)

補足⑤培地を温める

培地を温めるのは、あらかじめ乳酸菌が増殖しやすい温度にするためです。
乳酸菌が先行して増えるように促すことで、雑菌の増える素地を減らす意味もあります。

補足⑥種菌を入れる

我が家では毎回新しいR-1を使ってます。
よく出来上がったヨーグルトを種菌にして「無限〜」と言ってる人がいますが、雑菌が増殖&乳酸菌の元気がなくなってきて味が落ちますし、毎回新しいR-1を使っても十分コストカットになります。
健康のためにも、新鮮で美味しいヨーグルトを食べていただきたいですし、美味しい方が習慣として続けやすいはずです。

補足⑦発酵させる

特許の内容よりも、後発の研究論文に書かれていた「37℃」を採用し、さらに検証を重ねて「35℃」を採用しました。
ちょっとソースを見失ってしまっているので要調査なのですが、R-1には「OLL1073R-1株」だけでなく、もう一つメジャーな市販ヨーグルトによく使われている株が含まれています。
そして、後発論文で使われている「37℃」で発酵させると、明らかに市販のヨーグルトと異なる「とろみ」が出てきます。そして、これが「EPS(多糖体)」なのではないか、という話だったと思います。まぁ、成分分析する機械も技術もないので、あくまで想像の域を出ません。
ちなみに「35℃」だとダノンヨーグルトくらいの「とろみ」になります。

補足⑧完成

わりと「酸味」と「とろみ」が強くできあがります。
しかも、冷蔵中も少しずつ発酵が進み、最後の方は結構すっぱいです。
まぁ毎日食べていれば慣れちゃいますが。

発酵温度&発酵時間の検証

残念ながら、検証記録を紛失してしまいました。
Excelで管理していたのですが、削除してしまったか。。。

まとめ

というわけで、R-1ヨーグルトの量産方法をご紹介させていただきました!
R-1ヨーグルトの量産はわりと簡単なのですが、EPS(多糖体)の産生を促すとなると色々と検証が必要となります。

私はヨーグルティアで量産してますが、安定して保温できるのと、容器も大容量で家族5人に丁度いいサイズなので、大変満足しています。
しかも容器が2つあるので、未使用の方で次のヨーグルトを培養できて便利です。


私の計算だと、1年くらいで元が取れそうです。
がんばって継続しないと!
あまり評判の良くないヨーグルトメーカーだと出来上がりにムラがあったり、この記事で紹介したような仕上がりにならないかもしれないので、ご了承くださいませ。
うまくいかないと続かなくて結局もったいないことになるので、これから購入される方はヨーグルトメーカー選びは慎重にご検討ください。

長くなりましたが、さいごまでご覧いただきまして、ありがとうございました!

mohi
mohi

素敵なヨーグルトライフをお過ごしください!

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