3Dプリンターで初プリント!ちゃんと準備しないとこうなります。

おもちゃ作り日記
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こんにちは、mohiです!

前回「3Dプリンターを譲ってもらえる!」と書きましたが、それが今日届いたので早速テストプリントしてみます!

mohi
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ちゃんとプリントできるんでしょうか!?ワクワクします!

まずは準備

とりあえず動かそうと思い、説明書を読みながら適当な空いているスペースに設置してみました。
初期設定は譲渡前に済ませてもらっていたのでスキップし、何の準備もせずにレジンのボトルを開封!

mohi
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ゴム手袋・マスク・ゴーグルの必要性はあとで知りました。。。

硬化前のレジンはわりと臭いです。
換気が必要なことは知ってたので、窓を全開にして、レジンを3Dプリンターのレジンバットに流し込みます。
(冬なのでかなり寒かったんですが、気温が低いとうまくレジンが硬化しないという事も後から知りました。)

mohi
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ひとまずこれで準備完了!

テストプリント

取り急ぎの準備が完了したので、電源を入れて、テスト用のデータの印刷を開始しました。
↓こんな感じの造形物が出来上がるはず!

レジンバットの底で紫外線が照射され、1層ずつ固められていく仕組みなので、最初のうちは造形物がレジンに浸かっていて見えません。
ちょっと不安でしたが、とりあえずレジンが臭いし、換気もしてて寒かったので別の部屋へ撤退。

そして、しばらく経ってから覗いてみたところ、何やら物体が吊られていて、ちゃんと出来てました!

mohi
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ホントに造形できてる!スゴい!!

テストプリントの後処理

まだ半分くらいしかプリントできてませんが、早く自分でモデリングしたデータをプリントしたいし、テストとしてはもう十分なので、造形物を取り外す準備にかかります。

まず作業場所を確保して、スクレイパー(ノミみたいな道具)と、キッチンペーパー、作業台代わりの段ボールを用意します。

そして、プリントを中断し、造形物の取り外しにかかったところ、、、

mohi
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造形物がプラットフォームに張り付いて、全然取れない!

付属のスクレイパーでガサガサやっても取れないので、試しに素手で無理やりグッとやったら、パキッと折れてしまいました。

取り外し方を検索したところ、スクレイパーの柄をトンカチで叩く(ノミで木を削るみたいな)方法が紹介されてたので、それを実践したところ、なんとか取り外すことに成功!

mohi
mohi

こんなに取り外しづらいんかい!

テスト用の造形物は、残念ながらバキバキのボロボロになってしまったので、ゴミ箱にポイです。(写真も撮ってませんw)

造形物の捨て方なんですけど、未硬化のレジンが付着してると簡単には捨てられません
まずキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、日光(紫外線)を当て、レジンが硬化したらやっと捨てられるという、、、。

mohi
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めんどくさっ!

自分の作品をプリント

テストプリントも無事(?)に終わったので、今度は自分の作品をプリントアウトしてみます。

まず、Tinkercadでこれまでに作ってきたモデルは、そのままでは「ELEGOO MARS 2 PRO」で使えないので、「ELEGOO CHITUBOX」で印刷用のデータに変換します。

失敗することもあるらしいので、今回は出力範囲いっぱいに「土台2個、ハーフパイプ1個、脚1個」計4個を配置してみました。

一体どうなるのか楽しみです!
4時間かけてプリントした結果は、、、

4個中4個、失敗!

いやー、ズタボロですw

まず、2つがプリントアウト中にテーブルから剥がれてしまい、歪むわ欠損するわ、、、。
そして、もう2つがテーブルから剝がすときに欠けました。

剥がれて欲しくないところは剥がれ、剥がれて欲しいときにはなかなか剥がれない。

mohi
mohi

どうすりゃいいんだ。

それ以外にも、謎の膨らみがあったり、直線のところが緩やかなS字になっていたり、緒戦は惨敗といわざるをえません。

後処理① 洗浄

さて、先に結果をお見せしましたが、今回は造形後に色々と後処理をしました。

まず造形物を洗浄し、水分をしっかり拭き取って乾かしました。
※完全に乾いていないとヒビ割れの原因になるらしいです。

洗浄についての補足ですが、「水洗いレジン」を使っていれば、水道水で洗えます。
ただし、洗った後の水(洗浄廃液)はそのままでは下水に流せません
洗浄廃液に紫外線(日光)をあてて硬化させて、硬化したレジンを網で濾して、やっと下水に捨てられるようになります。

後処理② 二次硬化

造形物が乾いた後、紫外線(日光)に当てて「二次硬化」をしました。
少しベタベタするような感触でしたが、表面が乾いた感じになって、少し硬くなった気がします。
匂いが消えることを期待しましたが、残念ながらわりと残りました。どうすればいいの?

mohi
mohi

慣れてないせいか、後処理もわりと大変でした。

いろいろ反省

今回、初めて自分で作ったモデルを3Dプリントして分かったんですが、板の厚さは2mmだとわりと弱くてパキっといっちゃいますね。

6mm×6mmの柱も根元からポッキリ折れたので、剥がすときに壊れづらいようにウィークポイントを作らないようにする必要がありそうです。

また、雄雌(凹凸)の箇所も、2mm×2mmだと細くて尖っていて危ないので、太くした方が良さそうです。
雄雌(凹凸)の隙間を0.1mmで設計してましたが、実際に挿入してみるとピッタリ過ぎたので、もう少し間隔を拡げる必要がありそうです。

さいごにプリント中にプラットフォームから剥がれちゃった問題。
これはプリントの設定の数値(露光時間とか)を見直す必要がありそうです。
念のため、レジンも濾して綺麗にしてリトライしたいと思います。

mohi
mohi

いやー、実際にやってみると難しい!
でも一気に問題点を洗い出せたので良かったです!

揃えたアイテム

事前に準備しとけって話なんですが、今回やってみて道具が足りない事に気づいたので、一通り揃えてみました。

  • ゴム手袋
  • 金属製の大きめのバット 2つ
  • 金属製の漏斗(じょうご)
  • 作業用ゴムシート(A3以上の大きさ)
  • 金属製の目の細かい茶こし
  • 金属製のバケツ(すべてのパーツや備品が入るのが理想)
  • キッチンペーパー

意外にパーツや道具が多いので、バットやゴムシートやバケツは大きい方がいいです。
バットは「レジンで汚れた物を置く用」「バケツで洗浄した物を置く用」の2つです。
水洗い中の水滴もまわりに跳ねるので、ビニールシートを敷いてもいいかもしれません。
「金属製の~」と書いたのは、プラスチックが種類によってはレジンに向かない(容器が溶けたりする)ためです。

▼2023/1/9 追記
↑この内容は古いので、興味のある方は↓新しくまとめた内容をご覧ください!

まとめ

というわけでテストプリント→後始末→自分のモデルをプリント→後処理まで行いました!
感動と同時に色々な処理の大変さも痛感しました。
慣れていないため、道具に付着したレジンを素手で触ったり、その手で他の道具を触ったり、、、いかにレジンで道具や手を汚さないかが重要と思いました!

mohi
mohi

やってくうちに要領良くできるようになるといいなぁ。

今回の反省を生かして次こそはスムーズな作業&成功させたいと思います。
本日も読んでいただきありがとうございました!

コメント

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